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一念発起という言葉をご存知でしょうか。意味は知らなくても習字の見本で習った!という方もいるかもしれません。今回は一念発起の読み方から始まり、意味や使い方など例文も交えながら紹介していきます。類語や英語での表現の仕方も加え、一念発起の深さを知りましょう。

読み方

一念発起は「いちねんほっき」と読みます。元は仏教用語の一念発起菩提心(いちねんほっきぼだいじん)の略です。仏に身を捧げて、仏の教えに従うことを決意することいいます。

菩提(ぼだい)とは仏の悟りの境地です。悟りを求める決心をすることを一念発起菩提心(いちねんほっきぼだいじん)略して一念発起(いちねんほっき)となります。

どんな使い方をするの?

一念発起(いちねんほっき)という四字熟語には深い想いと決意が込められているので、軽い気持ちでは口にできない言葉です。心の底から決意をして行動し、その想いは決して揺るがず目標を成し遂げるまで、やり抜くというものが伝わらないといけません。

文章で使用する場合にも、読み手に覚悟が伝わるような意味でなくてはなりません。その後の行動が曖昧であったり、あやふやな想いが散見する様だと説得力が弱くなるので注意が必要です。

例文を使って解説

一念発起(いちねんほっき)を例文を使って解説していきます。文章に入れ込むと状態が分かりやすくなるので、言葉の意味をより深く理解することができます。一念発起(いちねんほっき)とはどのような時に使用するのか理解していきましょう。

■長年に渡りサラリーマン生活をしてきたが、結果が出ても満足することはなかった。心底悩みぬいた結果、一念発起して独自ブランドの会社を立ち上げた。

会社組織にいれば給与は貰え安定はします。しかし、自分の中でずっと温めてきた想いは断ち切れず、強い決意の下で独立した様子が感じられます。

■将来の目標が見えず、代り映えのない学校生活に甘んじていた。先生との出会いで一念発起し本気で英語の勉強を始めた。

将来何になりたいのか分からないまま、流されるような学生生活を送っていた。しかし英語の先生もしくは担任の先生の言葉に感化され心を揺さぶられた。将来は海外の企業に就きたいと強く決心し、本気で英語の勉強を開始。

■右の本格派、しかもアンダースローでチームのエースとなり勝ち星を積み上げた。数年後、とてつもない剛速球を投げる若手が加入しエースの座を争うようになった。一念発起しシンカーを体得すべく練習に明け暮れた。

この文章のモデルはプロ野球の元阪急ブレーブス山田久志投手です。山田投手は当時技巧派ではなく、アンダースローでありながら速球投手で勝ち星をあげていました。その後、自分以上の剛速球を投げる後輩が現れます。ピッチングの幅を広げるために強い決意でシンカーを覚え、プロ生活20年で通算284勝の大投手となりました。

一念発起(いちねんほっき)とは自分で決めた目標に向かい、強い決意で挑むときに使われる言葉です。自らの想いが込められ行動する様子が強く伝わってきます。

類語は?

一念発起(いちねんほっき)の類語は一念発心(いっしんほっしん)や一心発起(いっしんほっき)、緊褌一番(きんこんいちばん)や感奮興起(かんぷんこうき)などの四字熟語が挙げられます。

一念発心(いちねんほっしん)

仏教語のひとつで、目標に対して達成すべく決意をするという意味で、一念発起と同じ類語になります。

一心発起(いっしんほっき)

何かを成し遂げようと決心すること、心に誓う意味で一念発起と同じ類語となります。

緊褌一番(きんこんいちばん)

しっかりと気を引き締めて物事に取り組むこと。覚悟を持つ、決意をするという意味で一念発起と同じ類語です。

感奮興起(かんぷんこうき)

心が揺り動かされて奮い立つことを意味します。目標に向かう、今一度決意するということで一念発起と同じ類語といえます。

英語ではなんていう?

一念発起(いちねんほっき)を英語で表すと「make up one’s mind to 」や「make a decision」もしくは「being resolved to」になります。make upは「決心する」という意味で、mind to は「意向」を表します。decisionは「決定」となりますbeing resolve toは「決心する・決心した」という意味となりますので、一念発起(いちねんほっき)の言葉に合った英語になります。

英語の例文

I made up my mind. I am going back to technikon.(工科大学に戻ることを決心しました)

Before we make a decision, we had better listen to the expert.(決定する前に専門家の意見を聞いた方が良い)

What  should we be resolved to do?(どんなことを決意すればよいですか?)

感想

過去に全く畑違いの職場へ転職をした経験があります。転職は勇気がいることです。経験がない職種であれば尚更です。しかし自分は必ずできるという強い思いを抱いて一念発起し転職活動をおこないました。

結果的には以前よりやりがいがある充実した生活を送れています。一念発起(いちねんほっき)という言葉は強い想いと強い意志の表れです。のちの行動にも影響する原動力になります。

まとめ

一念発起(いちねんほっき)とは「目標とする事柄を成し遂げるため決意すること」を意味する四字熟語です。一途な志(こころざし)を持ち続け、思い立って行動するという深い意味となるため、口に出したり文章に落とし込む際には注意が必要です。

一念発起(いちねんほっき)には多くの類語が存在しています。漢字は違えど「決意・決心」という意味では共通しています。英語においても同じ意味を成す熟語があります。日本語と英語では言語の違いはありますが、言葉に込められた「決意・決心」は同じです。

人生を歩む中で一度は経験がある一念発起(いちねんほっき)を思い返し、今一度この言葉の意味を感じてみてはいかがでしょうか。

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