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朝令暮改という言葉はご存知でしょうか。なかなか見慣れない四字熟語ですが、意味の内容を知ると意外と身近な状況であることが分かります。今回は朝令暮改という言葉の読み方から意味まで、具体的な例文を用いて使い方や類義語、英語表現なども紹介していきます。

朝令暮改の読み方

朝令暮改の読み方は「ちょうれいぼかい」と読みます。なかなか耳慣れない言葉で戸惑うかもしれませんが、私たちの日常で普段起こっている、もしくは起こりうる状況を示した言葉になります。

朝令暮改とは?意味の解説

朝令暮改(ちょうれいぼかい)とは一体どのような意味なのか解説していきます。意味を知れば、「よくある!よくある!うちの職場ではしょっちゅうです」や「あの方、テレビで以前に言っていた事をこうもあっさりと・・・」となるかもしれません。

当てにならない

朝礼暮改(ちょうれいぼかい)とは、決められた法令や施策などがすぐに変更されてしまい、全く当てにならない状態を意味しています。

具体的には、会社の組織体制や社内ルール、国や地方自治における法令などが決まった矢先にすぐ変更されてしまい、指示や方針が全く当てにならないことを意味します。周りの人は振り回されることになるので、一度決まったことでも疑心暗鬼になってしまうことでしょう。

どんな使い方をするの?

朝礼暮改(ちょうれいぼかい)の使い方ですが、コロコロと内容が変わったりする一定していない場合に使用します。主にネガティブな表現で使用されることが多いのが特徴です。

しかし、ビジネスシーンでは一転良い意味で扱われることもあるのが、朝令暮改(ちょうれいぼかい)という言葉の面白い部分でもあります。

短文の例文5選

朝礼暮改(ちょうれいぼかい)の言葉を使用した例文5選を紹介していきます。同じ言葉でも使い方や受け止め方によってネガティブとポジティブが入れ替わる例文になります。

■上司の朝令暮改で部署は疲弊している。

上司の指示命令がコロコロ変わってしまい、部署で働く社員はヘトヘトになっている様が伺えます。

■わたしのミスで朝令暮改となってしまいますが、日程の変更をお願い申し上げます。

一度決定した日時が、変わってしまい関係者に誤りのメールなどで使用している状況です。

■ルール変更が重なり、その都度変更箇所の修正作業が伴う。まさに朝令暮改とはこのことだ。

コロコロ変わるルール変更に振り回され、ウンザリしている様が表れています。

■朝令暮改というのは一種の進歩なんだ。もし、いつまでもものを変えなかったなら、今でも世の中は神武天皇のときのとおりになっている(ソニー創業者:盛田昭夫氏)

優れたリーダーは朝令暮改(ちょうれいぼかい)を躊躇なくおこなうことが感じられます。もしあなたの上司がソニー創業者の盛田氏で、コロコロ方針を変更しても納得いく方が多いのではないでしょうか。そこには数々のヒット商品を世に送り出した信頼と信用があるからです。

■ベンチャー企業では朝令暮改(ちょうれいぼかい)を繰り返し、P(プラン)D(実行)C(評価)A(改善)を回さないと生き残れない。

創業間もないのベンチャー企業では、沢山のアイデア実行し使えないと変わったら、すぐに変更するスピード感が重要です。トレンドが目まぐるしく変わるビジネスでは、舵取りは迅速におこない失敗を糧に前へ進むしかありません。

類義語は?

朝礼暮改(ちょうれいぼかい)の類義語は「二転三転」になります。状況が目まぐるしく変化することに使用される「二転三転」という言葉は、様々なことが定まらず変更されることを意味する朝令暮改と通じるものがあります。

二転三転の例文

■社内会議の日程が二転三転してしまい、スケジュールが定まらない。

■あの人の話は二転三転して全く信用できない。

■配属先が二転三転してしまい、引っ越しの準備がはかどらない。

英語でなんていうの?

朝礼暮改(ちょうれいぼかい)を英語で表現する場合、「inconsistent」を使用します。意味は「矛盾」や「一致しない」となり、法令や指針がその都度変更され一致しない、矛盾している朝礼暮改(ちょうれいぼかい)という言葉にマッチしています。

英語の例文

■You statement is inconsistent with reason.「あなたの言うことは矛盾している」

■His statement are inconsistent with each other.「彼の発言は前後が一致していない(矛盾している)」

由来は?

由来は中国語になります。紀元前206年から208年の前漢時代まで遡る、非常に大昔から使われている語句と意味になります。前漢時代を記した漢書(かんじょ)には、「農民は一年間ずっと農作業を伴う中で、弔問の行き来や、自然災害に見舞われることもあり、強制的に徴収される租税も催促される」

「そんな中、朝に法令がだされたかと思えば、夕方には改められる。このような政策が一定しない不安定な状態を戒めた」と書かれています。由来を知ると今も昔もあまり変わっていないことが感じられるのではないでしょうか。

感想

朝礼暮改(ちょうれいぼかい)は悪い意味で使用されがちですが、スピード感という点では良い意味で使えます。一度決まったことを覆すことにもエネルギーを要するからです。

じっくり考えて出した決断を変更することには勇気が必要です。一度決めたことでも足りない部分を補う要素も踏まえ、周りの意見も取り入れた変更であれば朝礼暮改(ちょうれいぼかい)は決して悪いだけではないと感じます。

まとめ

朝令暮改(ちょうれいぼかい)とは、決まったことがコロコロと変更されて一定しない様を表す四字熟語です。由来は中国語になり、紀元前から使用されている歴史がある言葉です。悪い意味で使われることが多い朝令暮改という言葉ですが、ビジネスシーンではスピード感があって、イノベーションを起こすことから良い意味で使われることもあります。

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