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暖かくなると出てくるのが毛虫です。毛虫を好きな方ってほとんど居ないことでしょう。ウネウネ動く姿を見るだけで寒気がします。登山をする際にも出くわしてしまうこともあるので、できれば毛虫が少ない時期に登りたいですよね。もし毛虫に刺されたらを想定し対処法を説明します。

毛虫の少ない時期は?

毛虫の少ない時期は12月から2月までの冬の期間です。毛虫は冬の期間、卵やまゆの状態で越冬することが多く、成虫が少ないからです。そのため冬の登山においては、出くわす可能性は低くなります。

しかし、卵やまゆに毛虫の毒針が付いてる種類もあります。そのため見つけても触るようなことはしないほうが良いでしょう。

大量に発生する時期は?

毛虫は4月から11月にかけて見ることができます。とくに大量に発生する時期というと、6月から9月になります。気候によっては年に3回も大量発生する地域もあります。

毛虫は登山で歩いていると、木の上からポタポタ落ちてくる場合があります。落ちてきた沢山の毛虫で地面がウネウネしているところを見たことはないでしょうか。山の毛虫は、道路や庭で見かけるものより大きくインパクトがあります。普段では見かけない種類もみることができるので、その光景を見ると正直避けて通りたくなります。

毛虫の種類

日本において毛虫は約1000種類ほど確認されています。その内、人を刺す毛虫となると約2%くらいになり、約20種類ほどが存在しています。ではどのような毛虫が人を刺す可能性があるのか、代表的な種類を紹介していきます。

ドクガ

 

ドクガは日本全国に分布している毛虫です。幼虫は育っていくと25mmほどに成長します。毒針毛はなんと600万本もあります。毒の種類はプロテアーゼ、エステラーゼ、ヒスタミンなどが含まれており、刺されてしまうと毛虫皮膚炎という炎症が起こります。

厄介なのがドクガの毒針毛は、卵、幼虫、サナギ、成虫のどの時期にも存在しています。幼虫の脱皮したあとの殻にも付着しているので、幼虫が活動していない冬の時期でも樹木に触れたときに、脱皮の殻があった場合は刺されてしまう可能性があるのです。

チャドクガ

 

チャドクガは北海道を除く本州以内に広く分布しています。椿や山茶花(サザンカ)によく発生する毛虫です。毒針毛は約50万本持っており、幼虫は密集し集団で生活をしています。成長するとドクガと同じく25mmほどの大きさになります。

チャドクガの毒はドクガよりも弱いですが、刺されてしまうと激しいかゆみが2週間以上続いてしまいます。チャドクガの毒針毛も卵、幼虫、サナギ、成虫、脱皮殻のいづれの時期においても刺される可能性があるので、登山の際には十分気を付けてください。

イラガ

 

イラガは全国でみられる毛虫になります。梅や桜、クヌギの木、ヤナギの木などで見られます。イラガの見た目はサボテンに似ています。そのことから毒の毛は毒棘(どくきょく)と呼ばれており、成長すると大きさは約20mmになります。

刺されてしまうと電気が走ったような強い痛みがあり、毛虫皮膚炎が起こります。しかしかゆみはあまりなく治りも早いのが特徴です。

もし毛虫に刺されたらどう対処する?

もし毛虫に刺されたら、どのような対処が正しいのか紹介していきます。毛虫に刺されてしまうと刺された部分に痒みや痛みが生じます。じん麻疹のような赤きブツブツが多発してしまうときもあります。毛虫の種類によって生じる症状がことなり、激しい痛みを伴う場合もあるので危険です。

応急処置法

もし登山中などの屋外で毛虫に刺された時の応急処置法について説明をします。もし屋外で毛虫に刺された場合、セロハンテープなどの粘着性のもので、皮膚に刺さった毒毛を除去してください。一度だけではなく何回か行うようにしましょう。

その際、絶対に患部をゴシゴシこすらないでください。残った針が皮膚の奥へと入ってしまい、毛虫皮膚炎を起こす可能性があります。粘着性のテープで除去したら必ず洗い流してください。もし石鹸があれば使用しましょう。虫刺され用の軟膏を持っていたら洗った後に塗ってください。

氷水が用意できるならば、患部を冷やすことも効果的です。登山などの屋外で刺されてしまった場合は、できることが限られてしまいます。できれば事前準備の際に、毛虫に刺されてしまった場合の応急処置アイテムを持っていくことが重要です。

病院へ

もし毛虫に刺されたら、病院へ直行するのが一番です。診療科目は皮膚科を受診するようにしてください。病院では毒毛を除去してもらったあと、炎症を抑える外皮用薬や抗ヒスタミン薬を処方してくれます。もし病院がお休みの場合は、薬局へ行き薬剤師に状況を説明し薬を選択してもらいましょう。

薬局では自分の判断で薬を決めないことです。間違ったものを選んでしまうと炎症を悪化させてしまう可能性があるからです。薬剤を塗る場合は、かゆみの症状から掻いてしまうのを防ぐために、ガーゼを使用し患部を保護することをオススメします。

刺された時の症状

毛虫に刺された時の症状を説明していきます。毛虫の種類によって多少違いがありますが、もし刺されてしまったら応急処理をおこなうか、すぐに皮膚科で診てもらうことが良いです。

症状①

毛虫に刺されるとかゆみが伴います。毛虫の種類や、刺された場所によって症状にも変化があります。掻きむしってしまうと、とびひして化膿する可能性もあります。冷やすことで緩和されることもあるので、流水や氷水で冷やすと応急処置になります。

症状②

毛虫に刺されてしまうと、痛みが生じる場合があります。この痛みも毛虫の種類によって異なります。少し傷む場合と、激しい痛みが生じる場合と様々です。イラガのような毒棘(どくきょく)を持つ毛虫の種類は、痛みが強く出る傾向にありますので注意が必要です。

症状③

毛虫に刺された場合、患部が腫れるときがあります。かゆみと痛みの症状と共に腫れが生じ、赤く膨れてしまいます。特に怖いのがアレルギー症状です。アナフィラキシーショックのように呼吸困難や嘔吐の症状が出る可能性もあります。もし刺されたあとに胸が苦しくなったり、息切れがしてきたらすぐに病院へ直行してください。

黒とオレンジの毛虫は危険?

「警告色」という言葉を聞いたことはないでしょうか。「警告色」とは毒を持っている生物に見られる色合いで、捕食する相手に警告をあたえる役目を担っています。毛虫だけではなく、植物や動物の世界、更には人間社会においては標識の色などで活用されています。

例えば黒とオレンジの模様は危険を明示しています。毛虫でいうとドクガの幼虫に当てはまります。ドクガの幼虫は頭が黒く、胴体は淡いオレンジ色です。成長していくと、全体が黒くなっていき、胴体の側面や背中にオレンジの縞模様が現れます。ドクガの毛には毒がありますので、黒とオレンジで「自分は毒を持っています」と警告を出しているのです。

感想

正直、毛虫は苦手です。登山などの外で見かける毛虫は非常に大きく、色も鮮やかなので出くわしたくない虫になります。毛虫に刺された経験はありませんが、刺された時の症状は毛虫の種類によって異なり、痛みやかゆみ、炎症が生じることが分かりました。

できれば経験したくはないですが、応急処置方法を知っておくことは重要だと感じます。自分自身ではなくとも子供であったり、一緒に行った登山仲間が刺されてしまう可能性があるからです。

虫除けスプレー(できればオーガニック)のものは必須アイテムです!

まとめ

登山などで出くわすことがある毛虫には毒がある可能性があります。冬に幼虫を見かけることはほとんどありませんが、4月から11月までは活発に活動します。

毛虫の種類によって異なりますが、もし刺されてしまうとかゆみや痛み、腫れが生じる場合があります。アレルギー症状もでてしまう可能性もあるので、刺されてしまったら応急処置をするか、皮膚科へ行き適切な処置を受けてください。

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