小学生の平均身長と体重はどれくらい?年頃の女子5年生、6年生がいるママさんはとても気になるところではないでしょうか。体重は身長も関係してきますので、女子と男子でも個人差が出ます。
しかしながら、太りすぎは健康にもよくないので平均が気になるところです。今回はどこからが注意が必要な肥満になるのか、そして肥満対策も含め紹介させていただきます。
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一体、平均ってどのくらい?

さて、実際の平均はどれくらいでしょうか?
平成30年度の学校保健統計によりますと、小学生の女子の平均身長と体重は以下のようになっています(学年別)
- 小学校1年生:115.6㎝/20.9kg
- 小学校2年生:121.5㎝/23.5kg
- 小学校3年生:127.3㎝/26.4kg
- 小学校4年生:133.4㎝/30.0kg
- 小学校5年生:140.1㎝/34.1kg
- 小学校6年生:146.8㎝/39.1kg
身長の平均値の推移は平成6年度から平成13年度あたりをピークに横ばい傾向です。体重の平均値の推移は平成10年度から平成18年度をピークに減少もしくは横ばい傾向とのことです。
小学生女子の身長は6年間で平均31.2㎝も伸び、体重は平均18.2kg増えることがわかります。
ゆったりとしたペースで推移する子もいれば、急激に推移する子もいます。何でうちの子は平均じゃないの!?どうしよう!というようにあまり一喜一憂しないようにしましょう。
何気ない会話を子供はよく聞いています。親が自分の身長と体重のことばかり気にして、その会話を聞かされていると情緒不安定になりかねません。焦
らず愛情をもってしっかりと接することが大事です。一緒に会話をする時間を長くもうけたり、スキンシップをはかるのも良いかもしれませんね。
どこからが肥満?

次に、どこからが肥満になるのでしょうか?
学校からお子さんが持ってくる測定結果に、「肥満度」という項目があります。パーセントで表示されており、大人はBMI(体重÷(身長×身長))を用いますが、子供は成長段階のため、判断基準となる値が異なります。
年齢によって変化が大きいので、「実測体重」と「標準体重」を使い「肥満度」を計算します。
- 標準体重[kg]=(身長[㎝]-100)×0.9
- 肥満度[%](実測体重-標準体重)÷標準体重×100
肥満度は20%以上を軽度肥満、30%以上を中度肥満、50%以上を高度肥満と判断します。
例:小学校5年生女子がいた場合【身長140㎝】【体重37kg】
標準体重=(140-100)×0.9=36
肥満度=(37-36)÷36×100=2.7%
結果から、この場合は肥満ではないと判断されます。
成長期の肥満で気をつけたいことは?
では、肥満だと何が怖いんでしょうか?
生活習慣病の原因となる

生活習慣病とは、「狭心症」「心筋梗塞」「糖尿病」など成人病と呼ばれるものです。小学生でも動脈硬化は進行するそうです。
また、脂肪肝や睡眠時無呼吸症候群などの合併症も引き起こす可能性もあります。
成長期の膝や腰への負担にもつながり、運動への影響も出てしまいます。
気を付けること
食事時間を守る

朝が7時から8時、昼が12時から13時、夜が19時から20時が標準といわれます。この時間がズレてしまうと、お腹が空く時間もずれてしまい「夜10時以降」や「寝る前」に間食をしていまうケースが増えてしまいます。
運動をする(6歳以上は1日1時間を目安に)

学校での体育の時間や、休み時間に外での運動時間も含む。
睡眠を確保する

6歳~12歳は9~12時間が理想的です。最近の小学生は宿題のほかに習い事も多い為、この時間を確保することがなかなか難しいのが現状です。
オススメの生活スタイルは?
大事なお子さんを肥満にさせない対策は、ズバリ親の生活スタイルです。
朝食はしっかり摂らせる

朝食を食べさせるには親が先に起きて、作る必要があります。 その為、親も夜更かしをして起きれないことがないようにする必要があります。
食事の管理

1日3食(給食含む)しっかりとる!
スナック菓子・甘いジュース類は可能な限り避けたほうが良いです。そして家族で一緒に食事をすることによって、子供に安定感を与え食生活にも影響します。
運動をする

一緒に運動をする親子でおこなうことによりコミュニケーションもはかれます。ウォーキングやアスレチック場なども利用してはいかがでしょうか。
一緒に楽しく続けられることが大事です。万歩計をつけて歩数を競ったっりなど、ゲーム感覚を取り入れたりすると楽しめます。
睡眠をしっかりとる

就寝1時間前のテレビ、スマホ・タブレットは避ける。子供に禁止して、隣で自分が見るのは良くありません。
筋肉や骨格の発達で大事な「成長ホルモン」というものが存在し、睡眠が始まるとともに分泌されるホルモンです。
睡眠開始後3時間の間が1日で一番分泌されるので、「寝る子は育つ」はまさにこの事ですね。
まとめと感想

以上、小学生の平均体重と計算方法、肥満と対策についての説明でした。
大事なお子さんが心身ともに健康であるためには、私たち親自身も健康でなくてはいけませんね。対策についても、家族一緒になって取り組むと、長く楽しく続けることができます。